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第三回ふくしま子ども元気村の報告です。(追加レポート)

 

第三回ふくしま子ども元気村の報告です。
12月2日(金)〜12月4日(日)二泊三日、参加人数16名(6家族)

今回の参加者のうち、五家族が第二回の元気村のリピーター、初参加の一家族はリピーターの方のご紹介でした。
2日(金)夜9時頃に宿舎に到着し、ウェルカムスイーツでお出迎え、「ただいまあ。」「おかえりー。」と元気にご挨拶。明日に備えて今夜はゆっくりと休んでいただきました。

3日(土)朝7時30分、フレンチトースト&手作りリンゴジャム、ミネストローネの朝食。
バスで生活体験館に移動し、地元の方のご指導のもと、そば打ち&笹巻きづくりを体験しました。
子どもたちだけでなく、お母さんたちも真剣な表情で、とても楽しんでいました。打ちたておそばは冷たいざるそばと、温かい田舎そばの二種で召し上がっていただきました。おいしくて七杯も食べたよ、との声も。あっと言う間に完食しました。
お天気の関係で、ブナ林散策は入り口のみで、急遽金山町に湧き出ているという炭酸水の泉に予定を変更しました。ここでお昼に作った笹巻きのおやつを食べて、源泉掛け流し温泉「松の湯」へ。
夕方6時、金山町の郷土料理の夕食、地元の方のご指導のもと、ボランティアスタッフ料理チームが一緒に作りました。メニューは野菜のたくさん入った汁物「ざくざく」、ししたけの炊き込みご飯、地鶏の唐揚げ、柿サラダ、赤カボチャ、刺身こんにゃく、白菜のおつけもの。「とってもおいしい、どうやって作るのですか?」とみなさんに喜んでいただけました。今回金山町の郷土色を味わっていただくプログラムは、とてもよかったと思います。

その後、みつろうキャンドルづくりをして、キャンドルナイトでクリスマスパーティ、クリスマスソングを歌ってサンタ村長からよいこのみなさんへクリスマスプレゼントというサプライズ。手作りのクリスマスケーキを堪能して、子どもも大人も童心にかえってちょっとはやいクリスマスを楽しみました。
子どもたちが寝静まったあとの夜の懇親会では自ずと深い話になります。放射能のこと、子どもたちへの心配、福島市在住の20代のスタッフからの現場の声。原発で作業をしているスタッフからの声、福島の中に入らなければ決して知ることができない生の声をききました。

「自分も子ども二人とも、ホールボディカウンターで測定したら、内部被爆していることがわかりました。家の庭は90マイクロシーベルト。自分で土をはがして30マイクロシーベルトにまで下げましたが、まだ心配です。(40代母)」
「家のそばは80マイクロシーベルト、友だちともう子ども生めないね、と話しています。(20代独身)」
「津波で妻と娘を失いました。財産もすべて失いました。守るものがなくなった今、もっと大きなもののために原発の中に入って作業しています。誰かがやらなければならない。守るものがある人は、守るべきものを守っていかなければならないから、自分がやれることは原発をなんとかすること。(40代男性)」

夜中遅くまで、話はつきることがありませんでした。

4日(日)7時30分、朝食メニューは白米&玄米、ほうれん草炒り卵、トマトとシラスの炒り卵、梅干し、お漬け物、お味噌汁の野菜中心の和朝食。みなさんふっくら炊けた玄米に興味を持っていました。
お天気は雨でしたが、バスで沼沢湖に向かい、民宿「湖畔」で親子で芋煮クッキング。お母さんたちは野菜をきざみ、子どもたちはすいとんをまるめ、共同作業でおいしいお昼ごはんを作りました。沼沢湖名物のヒメマスの塩焼きも、みなさんまるごと召し上がっていました。
宿舎に帰り、みんなでお掃除をします。使ったお部屋、トイレ、食堂、全員で片付けるという作業で気持ちもすっきり、使わせていただいた校舎に感謝です。最後食堂に集まって、ひとりひとり、この二泊三日の元気村を振り返りました。小さな子どもたちもちゃんとみんなの前で発言し、お母さんたちも誇らしそうでした。「楽しかった。」「ごはんがおいしかった。」「そば打ちがおもしろかった。」「ろうそく作りがたのしかった。またやりたい。」「毎回いろいろなことが学べて楽しい。」「いろいろなことが親子で体験できるのでありがたい。」などなど、みなさんから嬉しいお言葉をいただきました。

その後、スタッフ反省会で出た意見は、「楽しいイベントでみんなが満足してくれて嬉しいが、楽しいだけでいいのだろうか。今の福島がかかえている問題を、どうしていったらいいのだろうか。」
「今後放射能の問題について、もっと情報交換できるような場をつくっていくべき。」
「ひと月に三日だけの避難でいいのだろうか、いつでも避難できるところをつくりたい。」
「親子だけでなく、20代30代の独身女性たちのストレスも問題、避難をかねて、県内のボランティアの募集もすべき。」
など、これまで三回開催してきたことをふまえて、これからどうしていくべきか、との話し合いになりました。
そして、わたしたちの中で、今後レスキューハウス的な、いつでも安心して放射能から逃れてこられる場所をつくろうと話し合っています。現在、放射能数値の低い福島県内で、宿泊受け入れができる場所を探しているところです。
また、食を通して体の免疫力をあげていくこと、有害物質を排出していくようなレシピを伝えていくこと、日本古来の伝統的な暮らし方から学ぶことなども伝えていきたいと思っています。

(更新日:2011年12月22日)